建築物の躯体を長期に渡り太陽光や雨から護り、結露やカビを防ぎ健康的な空間を生み出す「外断熱工法」。
現在では外断熱の需要も広がり、例えば1階を湿式の左官仕上げ、2階を乾式の金属板仕上げといった複合的なデザインの住宅も求められるようになっています。しかし従来の乾式外断熱工法は、部材や工数が増えるために、コストが高くなるといった問題点がありました。そこで、新たに販売を開始するのが「サンバント外断熱工法」です。
外装材下地となる金属胴縁の取り付けを、「嵌合(かんごう)」という「はめこむ」結合方式を新たに採用。取り付けがスピーディーに行えるなど、構成部材を吟味し、施工を簡略化することで、高品質の外断熱を低価格で提供できる体制を整えました。
「サンバント外断熱工法」の最も大きな特徴は、部材の各所がスライドと回転機能を有した「柔構造」になっていることです。遊び部分があることで、外装材が受ける風圧力や地震力、また温度変化による熱膨張・収縮などが引き起こす負荷(応力)を逃がし、緩和する働きがあります(通常工法では、胴縁自体を強固に「がっちり」とビスでとめるため、遊び部分が無く、応力が分散しにくくなってしまいます)。
風荷重等の負圧が働くと、肩部を支点にSWバー両側面が内側に変形しようとするスプリングバック機能が働き、SWコンポ・チャネル部に強い嵌合(かんごう)力が働きます。
SWコンポ(胴縁受け)
取付状況 ~レベル調整
SWバー(胴縁)嵌合(かんこう)
嵌合状況
レベル微調整
外装材(下地)施工
使用断熱材 | 外断熱用高性能グラスウール32K撥水タイプ 国土交通大臣認定不燃材料NM-8605 JIS A6301、JIS A9504 (人造鉱物繊維保温材)指定商品 |
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熱伝導率 | 0.035W/m・K (0.030kcal/mh℃) | |
規格 | 32K-25mm | 入数 10枚/CS(t25×910×1,820) |
32K-50mm | 入数 5枚/CS(t50×910×1,820) | |
32K-75mm | 入数 4枚/CS(t75×910×1,820) | |
32K-100mm | 入数 3枚/CS(t100×910×1,820) |